静岡県内企業の人手不足が深刻に

静岡県内では、多くの企業が深刻な人材不足に陥っている状況です。一般財団法人 静岡経済研究所が平成29年に実施したアンケート調査によると、県内企業の7割以上が人手不足という現状が明らかになっています。「建設」「ホテル・旅館」「医療・福祉」といった業界で特に不足しており、とりわけ中小企業で厳しい状況です。人手不足によるサービスレベルの低下、売上機会の損失、従業員の高齢化も問題となっています。

また、新規採用では多くの企業が応募者数を確保できないだけでなく、応募者の質の低下にも悩んでいるという現状があります。

企業が求める人材と応募者のギャップ

多くの企業が求める人材は、概ね以下に該当するものではないでしょうか？

• 指示待ちでなく、主体的に考え行動できる人
• 仲間と協調し、職場の目標達成に向けて努力できる人
• 周囲の人に良い影響力を発揮できる人 （リーダーシップ、フォロワーシップ、傾聴・受容・共感力がある）

実際はこうした条件に合致した応募者が見つからず、求める人材と応募者とのマッチングに頭を抱えているケースが多いです。

「コミュニケーション能力の高い人がほしい」「新入社員の対人スキルが低くて困っている」というご相談もよく頂きます。そこには社会状況の変化も関係しているでしょう。最近はインターネット・SNSを介してのコミュニケーションが多く、直接的な対話を苦手とする若者が増えています。莫大な費用をかけて採用しても、職場の人間関係に悩み早期離職するケースも少なくありません。

人材教育を行うメリット

近年の人手不足が追い打ちをかけ、人材育成に時間とコストを割かない企業も見受けられます。しかし「企業は人なり」と言うように、会社が存続するためには人の力が欠かせません。企業で人材活用が思うように進まなければ、優秀な人材を失うだけでなく、新たな人材を迎える力も衰えてしまいます。

利益や売上アップを求めるのであれば、それを生む人材の育成に目を向けることが企業発展のカギです。次のように人材育成は多くのメリットを生み出します。

• 商品・サービスの質が向上する
• 対外的な信用度が高まる
• 業務のスピードアップ、生産性向上
• 営業力の強化で売上増・利益増
• 企業理念・方針が浸透し、企業への貢献が促せる
• 新卒者採用・中途採用がしやすくなる
• 個々の能力を把握でき、隠れた才能を発見できる

人材教育に力を入れることで、ゆくゆくは社員が戦力化して企業の競争力アップに繋がります。採用する人材に完璧な戦力を求めることはできませんが、人の可能性は無限大にあります。そこで、採用した人材を原石ととらえ、その能力を人材教育で引き出していく視点が必要になってくるのです。

新入社員育成のポイント

新入社員の育成は、何といっても直属の上司の指導力がものを言います。新入社員育成のポイントをいくつかご紹介します。

習慣を変える

新入社員の時期にいかに適切な習慣を身につけるかで、その後の仕事への姿勢が変わるといっても過言ではありません。仕事を円滑に進める習慣、考え方の習慣、自己成長するための習慣、コミュニケーションに関する習慣など、社会人としての適切な習慣を身につけてもらうことから始めましょう。

具体的な指示を出す

業務に対しては具体的な指示を出します。なぜその方法が良いのかという理由も説明し、本質を理解してもらうことが大事です。例えば「議事録を作って」と頼むだけでなく、作成から保存までの流れ、誰が何の目的で見るのか、必要な要素は何か、という点まで伝える指導力が求められます。

リーダーシップを身につける

経営環境がめまぐるしく変化する現代は、自ら考え果敢にチャレンジする人材が求められます。メンバー全員がリーダーシップを発揮することは、生産性の高い組織作りに繋がります。そのためにも、新入社員の段階からリーダーシップを身につけることが理想です。

研修ラインナップ

• 仕事の基本確認・新入社員研修
• 中堅・中核社員意識・行動革新研修
• 新入社員フォロー研修
• プレゼンテーションの基本
• 人間力向上研修
• せいこう（成功・成幸）する習慣づくり
• セルフモチベーション（自己のマネジメント）研修
• コーチングの基礎研修
• その他のテーマ（リーダーシップ・指導力養成、クレーム対応、お客様接遇など）

コーチング

• エグゼクティブコーチング
• ビジネスコーチング
• チームコーチング
• パーソナルコーチング
• 戦略的会議運営講座

その他サービス

• 組織活動診断ソフトCUBICを活用した各種診断
• 採用・人材育成・組織開発に関するコンサルティング
• お客様満足度向上に関する指導・アドバイス
• 接遇マニュアル、電話応対マニュアル等作成