今日、ミス・ユニバース日本代表が決まったというニュースを見ました。
ミス・ユニバースは、見た目の美しさだけでなく、内面の美しさ、語学力、プレゼンテーション力なども問われるとのこと。
”心は見えない”でも”見えない心は、形に現れる”と言われます。
まさしく、内面の美しさが表情の輝きとなって現れるのでしょう。
話は少し変わりますが…
今日、久しぶりに母から電話がありました。それも少し興奮気味に…
聴くと、5日前に白内障の手術を片目に行ったとのこと。
しかし、手術後の視力が期待通りでなく、近いところが以前よりも見えない。
そして何より、「手術中、麻酔が効いていないのか、とても痛くて、もう片方の手術をするのが怖いのだけど、どうしたらいいと思う?
片目だけで、もう手術しなくてもいいかな?病院を変えてもいいかな?」
とのこと。
「先生に言ってみた?」と聴くと、
「痛くて、怖いと言ってみたけれど、「痛いはずはない!皆これでやっている。じゃあ、麻酔を2倍にするか?それでも痛いかもしれないよ!どうする?嫌ならやめてもいいよ」
とキツイ口調で言われ、もう何も言えなくなったし、手術が怖い。片目だけでやめてもいいかな?病院を変えたりしてもいいかな?そういうことをどこかで相談できないかな・・・」
とのこと。
他の病院で相談することを進めたけれど、そんなことをしてもいいのかなぁ?とためらっている。けど、だれかに相談したいという。力になりたいが、眼科の専門のことは私にはわからない。
早速ネットで検索してみると、親身に質問に答えてくれる眼科医が見つかり、メールで問い合わせると、すぐに返答が来た。
本人に支障がなければ、手術は片目だけでもいいし、手術を受けるならば、安心して信頼して受けることができる医院に変わることもいいと思う。
とのことだった。
その返答を母に伝えると、「他の病院でも相談してみる」安心していた。
母が手術をしてもらった医師は、評判では”腕はいい”らしい。
しかし、腕が良かったとしても、患者の心に寄り添えない医者は、本当の名医ではないのではないかと思う。
患者を不安にさせ、おびえさせ、心に傷を負わせてしまう。それでいいわけがない。
かつて私のお腹に娘がいるとき、本当に早期の段階で出血があり、慌てて病院に行った。
すると医師は、「妊娠はしているけど、ダメなものはダメだから、普通に生活してればいいよ」という。
「ダメなものはダメだから…」そんな言い方があるだろうか。
42歳の女性が、高齢ながら、仕事もしながら子どもも欲しいと願っている。
”赤ちゃんを助けて欲しい…”その切実な思いを、そんな言葉で片づけるのか…
病院の駐車場、車に戻ってからしばらく号泣して、義母に報告すると、病院を変えることをすすめられた。
その後行った病院では、「最善を尽くしましょう」と、しばらくの入院と安静・治療を施して頂き、2度の切迫流産、1度の切迫早産を乗り越え、仕事も続けながら、無事(?)娘が生まれた。
「ダメなものは、ダメだから」とあきらめていたら、今の娘はいないと思う。
その娘も、もう小学校3年生。
医師でも、ドライバーでも、どのようなプロも、道具やスキルを使うのは、その人の人格、人柄…。
どのようなプロも、判断力や決断力は素早くキレる方がいいが、そのメスを握る、ハンドルを握る人柄は、誠実で、円満、豊かであって欲しい。